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沖縄観光施設

沖縄観光施設  |

沖縄の那覇にある第一牧志公設市場は国際通りに隣接しています。市場通りにあり戦後のヤミ市から続いているのです。
新鮮で色鮮やかな魚や魚介類、精肉店には豚の足(てびち)やばら肉(三枚肉)、豚の顔の皮まで売られています。
おなじみのゴーヤーや島らっきょ、へちまなど沖縄の食文化に欠かせない食材が豊富に並べられています。2階には食堂が
あり、1階で買った食材を有料ですが調理してくれて食事をすることができます。仲間と食べると沖縄の楽しい思い出になることは間違いなしです。果物や野菜も品数が豊富です。12月のパイナップル、2月のタンカンは大変美味しいのです。また、最近では宮崎産の方が有名になりましたが、沖縄産のマンゴーは値段もそれなりにしますがすごく美味しいのです。全国発送してくれる店もあります。

公設市場周辺の店は地元の人しか行かない穴場です。マンゴーやタンカンなどの果物を適正価格で購入することができます。
のんびりしていて、オバーとのやり取りは何か懐かしい昭和を感じるひと時です。

第一牧志公設市場自体はそれほど広くはなく、2,3分で一周できます。見るだけだと20分もあれば十分です。
2階の食堂で食べるには青ブダイのイラブチャーもいいのですが、沖縄で高級魚とされるアカジンが美味しいのです。とれる数が
少ないのでその日にあるかどうかはわかりません。

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中城城跡は、沖縄本島の中城村と北中城村に位置する14世紀半ばごろに築城された城です。山城で攻めにくく守りにくいうえ、その城門はアーチ状をしており、幕末に日本に開国を迫ったペリー提督が帰路に琉球に立ち寄った際に見物し感動させたほどです。15世紀に入り、琉球王国の臣である護佐丸が勝連城主阿麻和利の侵攻に備えて、勝連半島の根元に位置するこの城の城主として赴任してきました。彼は軍の鍛錬とともに中城城を改築します。しかし、阿麻和利の讒言に乗せられた当時の琉球国王尚泰久により謀反の疑いがかけられ、さらに泰久王の命を受けた阿麻和利率いる国軍に攻められます。この際に、護佐丸は国王の軍と刃を交えるわけにはいかないということで戦わずして自害します。
護佐丸の死から20年ほどたって琉球王室の王子の居城として活用されるようになりました。
その後、明治時代に入り琉球王国が琉球処分により沖縄県になったころに城内の一室を借りて学校が運営され、さらに一角を用いて村役場が設けられました。こうして、城とは別の用途で中城一帯の中心地になっていきましたが、太平洋戦争末期の1945年に戦火で役場は焼失します。のちに別の場所に役場が復旧したために城内は無人の状態になりました。
その後、アメリカの統治下や返還以後に重要な文化財として位置づけられ、2000年には「琉球王国のグスクおよび関連遺跡群」の1つとして世界遺産に指定されました。

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