沖縄の石垣島に、この島一番の景勝地と評される場所があります。それが島北西部に位置する川平湾です。
湾口をふさぐように小島や無人島のマジパナリをはじめいくつもの小さな島々が浮かび、そして潮の満ち引きや太陽の位置する時間帯、季節や気象条件によって海の色が刻々と変化するのを望める点が訪れる人を増やす魅力となっています。なお、大潮の干潮ともなりますと、すっかり潮が引いてしまいますので小島まで歩いて渡ることも可能です。
マジパナリは漢字で真謝離と書き、かつて沖縄本島の真謝某がこの島に流刑に処せられたことから名付けられました。小島では現在、石垣牛の放牧が行われています。
湾内には数多くの種類のサンゴが生息しており、観光用のグラスボートが休むことなく航行しています。そのため、近くの展望台からご覧になる人にとっては少々ボートが邪魔になってしまうと感じることがあるかもしれません。また、湾内に浜辺はありますが、海の潮の流れが見た目以上に速いために泳ぐことはできません。
そんな川平湾にも名物があります。それが、真珠の養殖です。この真珠は黒蝶真珠、白蝶真珠と呼ばれており、世界ではじめて養殖に成功しました。海に面したところには真珠やアクセサリーの販売店もあり、人気となっています。