「壺屋やちむん通り」は沖縄県那覇市にある観光スポットです。那覇市内のメインストリートでもある国際通りから分岐する平和通りを抜けると「壺屋やちむん通り」に出ます。「壺屋やちむん通り」は石畳の道に古い建物が立ち並ぶノスタルジックな通りで、風情のある観光スポットとして人気があります。
名前の「やちむん」とは焼物のことです。
この通りは、約300年前に当時の琉球王府が那覇周辺の陶工を集めて住まわせたのが始まりだといわれています。通りには今でも陶芸に関連した店が多く、工房や直売所、ギャラリーなどが軒を連ねています。
直売所では沖縄のシンボルでもあるシーサーをはじめ、沖縄独特の美しい装飾を施した骨壷などが土産物として人気となっています。また工房では陶芸教室が開かれており、沖縄の土を使った焼物作りが体験できるようになっています。ここではお皿やカップ作りといった手軽なものから、沖縄の伝統技法の学ぶことの出来る本格的なものまでさまざまな教室が開かれています。
さらに焼物について深く知りたい人のためのスポットとして「那覇市立壺屋焼物博物館」もあります。ここでは焼物の歴史についての展示が行われているほか、名匠の作品の特別展などのイベントも行われています。