備瀬のフク木並木は。沖縄本島の北部、にある観光名所です。フク木はフィリピンが原産のオトギリソウ科に属し、非常に密集して葉をつけるのが特徴の常緑樹です。たびたび台風に襲われる沖縄では、古くからこのフク木を植えて防風林・防潮林として用いてきました。
現在他の地区ではほとんど見られなくなってしまったフク木ですが、ここ備瀬の村落ではいまだに数千本のフク木が植えられており、中には樹齢300年以上の古木もあります。
備瀬のフク木並木は舗装されていない白砂の道の両脇にフク木が立ち並び、木漏れ日が差しこむ美しい光景が見所となっており、さまざまなCMや映画の撮影にも使われています。また周囲には古民家が立ち並び、そこで飼育されているヤギの鳴き声が聞こえてくるなど、昔ながらの沖縄の雰囲気を感じることのできるスポットとしても人気があります。
また備瀬のフク木並木では水牛車に乗って観光することもでき、これも観光の目玉となっています。ただし水牛の体調次第では休業となることもあるので注意が必要です。現地へのアクセスは、車を使って那覇市内から沖縄自動車道の許田インターチェンジまで行き、そこから一般道を走って40分ほどとなっています。